6代目ブンブン号
このたび、6代目自動車文庫「ブンブン号」を宝くじ助成金を活用して購入しました。
宝くじ助成金とは、「クーちゃん」でおなじみの社会貢献広報事業として、宝くじの受託事業収入を財源としたコミュニティ助成事業のことです。
交野っ子にはお馴染みのブンブン号は、2025年年4月から、新しい車で読書の楽しみを運びます。
特徴
- いすゞエルフ3.0t改造車、車高が少しノッポになりました。
- 車体外部左右、内部に書棚を設け、約3,000冊の本を搭載します。
- 車体内部は木目調で、大きな絵本も置けるような可動式の書棚です。
- 広く長く愛されるよう、市民公募によるデザインにて車体ラッピングを行いました。
- 案内の音楽は交野市少年少女合唱団による歌声で、巡回をお知らせします。
大きな特徴
- 車両後部にリフトを新設したことで、車いすやベビーカーでの車内への進入が可能になりました。
- サブバッテリーを搭載したことで一時的な電気供給が可能となり、災害時に出動する車両として活用できます。
- 二酸化炭素の排出量が低減され、環境に配慮した車両となりました。
デザイン画の選定
移動図書館車『ブンブン号』車体デザイン画は、市民公募により選定しました。
20点の応募があり、募集要項を満たす12作品について、図書館内での第1次選選定を行い、選定委員による第2次選定、両選定の得票数から5点が決定しました。
なお、作品講評は、交野市観光協会や、本市Webプロモーションで実績のある、Talon
田中 久美子 氏、福田 隆之 氏にご協力いただきました。
受賞作品と受賞者のコメント
成川綾乃さん
交野の魅力をたくさん詰め込みました。
選んでもらえてうれしいです。
藤本照子さん
子どもに自慢ができる!開口いちばんのコメントでした。
交野らしさ=星のぶらんこ⇒本の行列やパレードをイメージしました。
ブドウ畑につつじ、さくら、キジ、すぐに案が浮かびました。
とてもうれしいです。
板谷香緒里さん
ひと目でブンブン号とわかるように、ブンブン号の名前が中心にくるよう製作しました。
佐野さなえさん
本を手にとって、紙の質感にふれ、物語のぬくもりを感じてほしいという気持ちを込めました。
大門俊晃さん(フォントのみ)
交野といえば、天の川の印象から、星のまちを強調し、天の川にブンブン号を走らせる感じを七夕と共に描きました。
講評にご協力いただいたTalon様の作品
歴代のブンブン号
交野っ子にはお馴染みのブンブン号が停車していると、下校途中の小中学生や昔小中学生だった方からも「ブンブン号や!」「まだ走ってる!」などとうれしい反応があります。
利用者との距離が近いというブンブン号ならではの小回りを利かせ、細やかな読書要求にお応えするよう努めています。
5代目ブンブン号(2005年(平成17年)から2025年(令和7年))
これまでのブンブン号
自動車文庫ブンブン号のあゆみ
- 1975年2月(昭和50年)
移動図書館車「ブンブン号」による巡回を開始(市内18ヵ所)
- 1980年2月(昭和55年)
利用者の増加に対応するため、バスを改造した「ブンブン2号」を増車、移動図書館車2台体制での巡回を開始(市内13ヵ所)
- 1987年8月(昭和62年)
ブンブン2号を3,700冊程の積載が可能となる中型バスタイプの車両に更新(市内13ヵ所) 同年、ブンブン号に防災無線を搭載し、ステーションで登録状況や貸出状況の問い合わせが可能となった。
- 1990年1月(平成2年)
4代目ブンブン号を購入し、巡回開始(市内12ヵ所)
- 1999年4月(平成11年)
ステーションの減少等により、ブンブン2号を廃車、1台体制となる。(市内10ヵ所)
- 2005年9月(平成17年)
5代目ブンブン号を購入、巡回開始(市内10ヵ所)
- 2023年10月(令和5年)
「交野いきいきマルシェ おりひめの駅」に初参加、本の貸出・返却業務やおはなし会等を実施
- 2025年4月(令和7年)
6代目ブンブン号を購入、巡回開始