乗り物の大好きな子から、ぞうやくまやかばなどの動物、お姫さま、王子さま、はては小人やお化けが好きな子まで、子どもたちの求めに応じられるようたくさんの本を用意して利用をお待ちしています。
そして、それらの本がいつかそんな子どもたちの生きる力の支えになれたら…と願い、最良の本を届けたいと心を尽くしています。
♪文庫は手作りの子どもの図書館です♪
文庫名 | ところ | 開室日・時間 |
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天野が原第一文庫 | さくら丘自治会館 (天野が原町2丁目) |
毎週水曜日 14時30分から16時30分 |
えんがわ文庫 | 天野が原4丁目集会所 (天野が原町4丁目) |
毎週土曜日 14時から16時 |
きらきら文庫 | 妙見東自治センター (妙見東3丁目) |
毎週木曜日 15時から17時 |
妙見坂文庫 | 妙見坂自治会館ふれあい (妙見坂4丁目) |
毎週月曜日 14時30分から16時00分 |
森なかよし文庫 | 森区民ホール (森南2丁目) |
毎週土曜日 14時から16時 |
地域家庭文庫は市内有志の方々が地域の施設を活用し、長い間、地域の子どもたちの読書活動を支えてきました。
図書館が整備された今日でもなお、子どもたちの身近な場所と存在で子どもの読書活動に重要な役割を果たしています。
図書館では、こうした貴重で有意義な活動を続けている文庫に新刊図書の無償貸与など支援を行っています。
「かたのこども文庫連絡会」の長年にわたる活動に対して、2021年度子供の読書活動優秀実践団体として、2021年4月23日子ども読書の日に文部科学大臣表彰を受けました。
「子どもたちによい本を、よい読書環境を」と願い、1973年頃から市内に次々に「子ども文庫」ができ、各地域で一時は市内に20以上もありました。
この「子ども文庫」同士の横のつながり、活動の情報交換の場として、「かたの子ども文庫連絡会」が発足しました。
そこでは文庫交流とともに市立図書館から文庫への団体貸し出し本の選定、世話人の資質向上のための講師を招いての研修会などを定期的におこなっています。
かたの子ども文庫連絡会は、毎月の定例会で各文庫の代表が集まり、文庫内の様子を語り合います。
良いところは参考にし、悩みは共有して考えます。
最近はどの文庫も、来る子どもの数が減ってきているのが悩みです。
ですから、新しい参加者があったという話には皆で喜び合います。
また、見計らいといって、交野市立図書館に毎月入る新刊本の中から文庫に入れる本を選ばせてもらうのも大切な仕事です。
リクエストも受け付けて頂けるので、年間60冊という新しい本が各文庫に並ぶことは文庫を運営するにあたり大きな力になっています。
地域の子どもたちに等しく良書に親しんでもらいたいという観点から、小学校への出張おはなし会をしています。
ある学校では、2012年から先生方のご理解のもとに学期ごとに各クラスで授業1コマをもらい学年に応じたおはなしと絵本のよみきかせをしています。
そして図書担当の先生方と連携して、紹介したおはなしや本を子どもたちがすぐ手に取れるように準備してもらっています。
授業という聞く姿勢ができている子どもたちに語るのは語りやすく、準備したおはなしが子どもの発達段階に合い満足のいくおはなしであればあるほど子どもの目が輝きおはなしに引き込まれていく様子がわかります。
おはなしの力を感じる瞬間です。
子どもに読書の楽しさを伝えるには、文庫をささえる世話人の資質向上が欠かせないと考えて定期的に研修会を開いています。
講師の先生の語るおはなしを聞くのは楽しいですし、自分たちも少しでも近づきたいという目標になります。
読書会では、優れた古典を学ぶことで、良書とそれ以外の物を選別する目を養っていきたいと思っています。
2020年より私たちは新型コロナウィルス感染拡大という未曽有の試練に直面しました。
しかし、世界がどんなに変わろうと子どもたちは日々成長を続けます。
先の見通せない今、次世代を担う子どもたちが、深く考え自分自身の考えを持ち行動する力を育むためには良書との出会いが欠かせないと私たちは考えています。
私たちは、子どもが優れた児童書に出会うお手伝いがしたい。そして子どもによい本を紹介できる大人となれるよう研修会を充実させ、ストーリーテリングや読み聞かせができる後継者の育成を図りたいと思っています。
2017年から2019年に開催した『よみきかせサポーター養成講座』を受講された皆さんが、図書館のおはなし会や市内小学校でのよみきかせボランティアとして活動されています。
1期生【おはなし会 たんぽぽ】 主な活動拠点館:第1児童センターこども図書室
2期生【ぶらんこ】 主な活動拠点館:第1児童センターこども図書室
3期生【パプリカ】 主な活動拠点館:星田会館図書室
他にも交野市立図書館では、おはなし会やおたのしみ会、ブックスタート事業、対面朗読等でボランティアグループの皆さまにご協力をいただいています。
主な活動拠点館:青年の家図書室・倉治図書館
絵本の楽しさを、子どもだけでなくすべての年齢の人に届けたいという思いで活動しています。青年の家図書室のおはなし会、倉治図書館のおたのしみ会に参加。また、約500冊の絵本を並べて一緒に楽しむ「絵本のひろば」を年に一度開催しています。
現在は新メンバーの募集は行っていませんが、イベントへの参加はどなたでもお待ちしています。
目の不自由な方、通常の活字による読書ができない方のために、音声により情報をお届けする音訳ボランティアです。
青年の家図書室での対面朗読やデイジー図書(専用再生機を必要とする録音図書)の作成を行っています。
交野市社会福祉協議会ボランティアセンターへのリンクはこちら