小さな子をもつおうちの方へ
図書館では、乳幼児と保護者の方が気軽に来館して、本に親しんでいただけるよう、カーペットコーナーや赤ちゃん絵本を設置しています。ぜひ、お近くの図書館をお訪ねください。
市内にお住まいなら0歳のあかちゃんでも貸出券を作ることができます。保護者からの申し込みになります。住所確認証明等は不要です。
読み聞かせや絵本の選びかたについて、聞きたいことがありましたら何でもおたずねください。
おむつ替え用のベビーシートや授乳室を設置しています。職員におたずねください。
ブックスタートは、0歳児健診などの機会に、絵本をひらく楽しい「体験」と「絵本」をセットでプレゼントする活動です。
赤ちゃんと保護者が絵本を介してふれあうひとときを分かち合うために、「4か月児健診」を受診された赤ちゃん全員に絵本をプレゼントしています。
赤ちゃんは身近な人の声が大好きです。
お子さんが見せる反応や発達を知っていただき、よみきかせやあそびにお役立てください。
毎月第1火曜日に行われる4か月児健診にて引換券をお渡しします。
健診の最後に 以下5タイトルより1冊お選びいただき、引換券と交換してお持ち帰りください。
本を開くと、ねこが手で目を隠して「いないいない」、次のページで「ばあ」、この繰り返しが続きます。
手で隠された顔が次のページではしっかりと出ており、その目はまっすぐに正面を見ています。白目の中に黒目。実はここが最大の魅力。視力がはっきりしない赤ちゃんにとって、白黒の対比や ページいっぱいに描かれた動物の表情は、とても興味のあるものです。また、ページをめくると展開や驚きが待っているという、絵本の特性を活かした作品です。耳になじみのよいやさしい言葉、目に飛び込んでくる絵、大好きな繰り返し。この絵本が世に出て約40年、長い間読み継がれるのは、きっとこんな理由からでしょう。
赤ちゃんへの初めての絵本としてオススメです。
生活に身近な“もの”と“音”が登場する小さな絵本です。「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」「いぬ わんわんわんわん」「みず じゃあじゃあじゃあ」など、暮らしの中でよく目にするものが、擬音語でリズミカルに表現されています。ものの特徴をとらえた優しい言葉は赤ちゃんの耳に馴染みやすいので、語りかけにも楽しく読める絵本です。絵はシンプルな切り絵で、色はメリハリがあり、赤ちゃんの目をひきつけます。また、持ちやすく破れにくい「ボードブック」なので、おもちゃの一つとして取り入れてもよいのではないでしょうか。
もも、なし、りんご、みかんなど実物に近い大きさで描かれた、本物そっくりの果物はまるで写真のよう。皮をむいて、食べやすい大きさに切って「さあ、どうぞ」。
優しい語りかけの繰り返しに、実際そこに果物があるかのように、思わず手をのばしてしまう赤ちゃんもいるようです。
果物という生活のなかの身近なものが、次から次へと出てくること、季節感あふれるくだものが、色彩豊かに描かれていることが、とても印象的な絵本です。
離乳食を始める頃から楽しめるかもしれませんね。
「きんぎょさんときんぎょさんが、くっついた」「あひるさんとあひるさんが、くっついた」そして、最後にくっついたのは、一体なんでしょう!
「くっついた」その繰り返しが楽しい絵本です。優しい色使いを基調として、シンプルなかわいらしい絵で描かれています。赤ちゃんは人とふれあうことが大好き。 この絵本も作者と0歳の我が子とのふれあいの中から生まれたそうです。
「くっついた」で、ぎゅっと抱きしめたり、ほっぺとほっぺをくっつけたりして、赤ちゃんとのスキンシップを楽しんでください。何度も繰り返すたびに、ふれあうことの楽しさや喜びを肌で感じることでしょう。赤ちゃんだけでなく、まわりの大人もほんわかした幸せな気持ちになれる絵本です。
「かえるがぴょーん」「ねこがぴょーん」「いぬがぴょーん」「バッタがぴょーん」。
小さな子にもわかりやすい言葉と動きの繰り返しが楽しい絵本。縦向きに本を開くと、前のページでじっと準備をしている動物たちが、次のページで思いっきり高く跳びはねます。動物たちのジャンプをする姿はリアルなのにとてもユーモラス。あんまりジャンプが得意でない動物たちも一生懸命跳ぼうと頑張ります。見ている赤ちゃんも思わずいっしょに「ぴょーん」とジャンプをしたくなるばず。抱っこして「ぴょーん」とさせてあげたり少し大きくなったら自分で「ぴょーん」と跳んだりして遊ぶこともできる絵本です。ふれあい遊びの一つとしてもオススメです。
家の窓に灯がともり、夜のとばりが降りるころ、すまし顔のお月さまのお出ましです。「おつきさま こんばんは」ところが、そこへどこからともなく黒雲がやってきて…。
濃紺と黄色のシンプルな色づかいと、お月さまに語りかける美しい言葉が際だちます。目と耳からすーっと心に入ったおはなしは、いつまでも残るもの…。いつか夜空に光輝く本物のお月さまを見たとき、「おつきさま こんばんは」と自然に言葉が出ることでしょう。お月さまの表情の変化や2匹のねこの様子など、細部まで楽しめる、手のひらサイズの小さな絵本です。
「ぎゅうぎゅうぎゅう」おーなり 由子/ぶん はた こうしろう/え(講談社)
表紙絵の「ぼく」はクマのぬいぐるみを抱っこしてご機嫌。ページを開くと、おててをぎゅう、おなかをぎゅう、おふとんでぎゅう、クマさんも来たよ、ぎゅう、最後にみんなでぎゅう。手を握ったり、抱きしめたりと親子のひとときを描いています。
全体的に淡く柔らかい色調で、絵もふんわり写実的、人物の表情も楽しい気持ちにあふれています。
作者のはたこうしろうさん・おーなり由子さん夫妻の子育て体験から生まれたこの作品は、赤ちゃんとのスキンシップの楽しさを伝えたいという願いのもとに作られました。18センチ四方の小さな絵本は、読者までをも笑顔にし、幸せな気持ちにしてくれます。親子のふれあいにぴったりの絵本です。
図書館では、乳幼児と保護者の方が気軽に来館して本に親しんでいただけるよう、カーペットコーナーや赤ちゃん絵本を設置しています。
ぜひ、お近くの図書館をお訪ねください。